今回は2015年3月31日時点の桜の開花状況を、JR三鷹駅南口の写真でお届けします。三鷹駅はJR中央線の特快停車駅であり、またJR中央総武各駅停車と直通する東京メトロ東西線の始発駅でもあります。
三鷹駅は北口の線路沿いにも桜があり、中央線上りホームから眺めることができますが、玉川上水沿いにも桜の木が点在しています。
この日は南口ロータリーの玉川上水の桜がちょうど満開といったところでしたが、ロータリーに植えられた小さな桜の木はまだツボミでしたので、これから花が楽しめそうです。三鷹の森ジブリ美術館行きのバス停がある場所です。
実はこの玉川上水は三鷹駅ホームのまさにその下を通っており、上流側の北口から井の頭公園方面へと続く下流側の南口へ、駅の下を川が流れています。南口ロータリーから続く道には、三鷹橋という橋がかかっており、そのすぐそばには井戸ポンプとかつて使われていた橋の一部部分が保存されています。
玉川上水の川沿いは遊歩道が続いています。ここは「風の散歩道」という名前が付いており、木漏れ日が心地良いおすすめの散歩コースです。途中のむらさき橋のある交差点付近では、むらさき橋通りの桜並木も見られます。
さらに井の頭公園方面へと進むと、通り沿いに三鷹市山本有三記念館があります。大正から昭和にかけて活躍した作家、山本有三が昭和11年から21年まで住んだ家が記念館となっており、その美しい佇まいの洋館が一般公開されています。
この「風の散歩道」は、コミュニティバス「みたかシティバス」のルートになっています。井の頭自然文化園や三鷹の森ジブリ美術館を通るルートが走っていますので、行きは歩いて散歩、帰りはバスで、といった選択肢も。
もちろんそのまま井の頭公園を散歩して吉祥寺駅まで歩いてみるのもおすすめです。桜の季節が終わっても、次は新緑が楽しめます。